診療案内

子供の視力〜近視の話〜


正田眼科 正田政一郎


 4月に入り、各小中学校では視力検査が行われます。そこで結果が思わしくなくても慌てないことが肝心です。原因の多くは近視、遠視、乱視等の屈折の異常で病気ではありません。中でも近視はピントの位置が近くに合っている眼の状態をいいます。近くが楽に良く見えるので、勉強や読書、パソコンといったデスクワークや近作業に向いている目と言えます。多くは成長とともに進み、成人するころには止まります。
 人種によって差があり、日本人は半数以上が近視になります。利点は近作業が楽なことと、人生の後半(40歳過ぎ)に老眼になった時でも近くが見やすいことが多いのです。欠点は遠方が見にくいことですが、学校生活出不自由を感じるようであれば眼鏡で矯正することにより良く見えるようになります。他の矯正方法では、コンタクトレンズは扱いが難しく、子供には危険です。レーシック(近視矯正手術)やオルソケラトロジー(特殊なデザインのハードコンタクトレンズを夜間に装用)も、子供では問題点が多くお勧めできません。
 長い人生、生活において遠方を見ることがどれだけあるだろうか、と考えると近視は悪い目ではなく、むしろ近くを見る作業の多い現代社会では有利であることも多く、文明的な目とも言えます。
 視力検査の結果が良くないと知って、すぐに慌てて眼鏡屋や視力回復センター等に足を運ぶのは好ましくありません。視力の異常には多くの原因があり、重大な病気が隠れていることもありますので必ず眼科の専門医の診察を受けることが大切です。







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